こんにちは。七宝です。
私は割安株投資をしているので、銘柄を探す際にスクリーニングにかけてある程度の銘柄に絞ります。
2019年7月現在、スクリーニングで銘柄を選ぶ条件に設定するのが、
・PFR→15倍以下
株価収益率とも言います。こちらは業績面からみた株価の割安度を測る指標です。
低いほど割安です。PER10倍なら10年で、15倍なら15年で投資元本が回収できる計算になります。
・PBR→1.5倍以下
株価純資産倍率とも言います。こちらは企業価値に対してどのくらいの株式が買われているかの指標で、
1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかをみる指標です。
1倍以下であれば、会社が解散したとしたとしたら、投資元本以上の金額が返ってくる計算になります。
前までは1倍以下に設定していましたが、1倍より上になるのが通常の会社なので1.5倍にすることにしました。
・ROE→5%以上
自己資本利益率とも言います。こちらは自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す指標です。
高いほど効率よく稼いでいる会社ということになります。
・自己資本金比率→30%以上
こちらは返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるのかを示す数値で、
自己資本比率が小さいほど、他人資本(銀行借入など)の影響を受けやすい不安定な経営を行っていることになり、
自己資本金比率が高いほど倒産しにくい会社となります。
・配当利回り→2.5%以上
スクリーニングにかける条件は以上になります。
スクリーニングによりある程度の銘柄に絞った後に見るのが
業績とチャートです。
業績については過去数年の売上や営業利益・経営利益・当期利益で順調に伸びていっているのかと、配当金も毎年増えていっているのかといったところです。
チャートに関しては直近のレンジを確認し、できるだけ安値で買いたいので確認します。
そして次に確認するのが本記事で一番お伝えしたかった『配当性向』です。
私の中ではなかなか重要だと思っています。
配当性向は、会社が事業によって得た利益をどのくらい株主に還元しているかを表す指標です。
配当性向が高い会社は、株主に多くの利益を還元していると言えます。
しかし高ければ良いとは言い切れません、成長期の会社は利益を投資に回すことが多いため、配当性向が低くなる場合もあるからです。
また、配当性向が高すぎると余裕がないので業績が少し悪くなったときに減配になるリスクが多くなってしまいます。
配当性向が低くても会社の成長に利益を回しているので、さらに会社が成長することで将来の株価上昇の恩恵は受けやすいと言えます。
ようは高すぎても低すぎてもいけない数値なのです。
株主還元と会社の成長に使う投資、両方のバランスが大事なので、私は配当性向は『20%~40%』前後を理想と考えています。