こんにちは、七宝です。
日本人の大半の人は「お金がお金を稼ぐ」ということを知りません。
もう長いこと銀行預金の金利は0に近いので、お金を置いているだけでお金が増えるなんて知ることがありません。
現金で持っておくのが危ないから銀行に預けているだけでしょう。
数年前までは私もそう思っていました。
ずっと仕事を辞めたら生きていけないと思っていました。
もし仕事を辞めるならいくら貯金がいるかと考えた時、年間の生活費が仮に400万だとすると、
4000万の資産で10年、
8000万の資産で20年、
あと60年生きるとしたら、単純に2億4000万円の資産が必要になると考えていた訳です。
お金がお金を稼ぐという発想がなければもちろんそうなりますよね。
その考えだといくら生活を切り詰めて給与から貯金に回したところで、安心して仕事を辞められるのは60代でしょう。
私もずーっと働くのだと思っていました。
最近一部投資家の間で話題の三菱サラリーマンさんという方がおられます。
彼は22歳で働きだしてから若いうちにセミリタイアするという目標をたて、給与の8割を投資し続けました。
最近30歳と言う若さで資産7000万円を築き上げ、セミリタイアを達成しました。
お金に働いてもらうということを知らなかったら7000万円では到底セミリタイアなんてできないですし、そもそも給与の8割を貯めようとも思わなかったでしょう。
ではなぜ彼が7000万円でセミリタイアすることができたのでしょうか。
それはお金がお金を稼いでくれるからです。
彼は今後7000万円を使って生きていく訳ではなく、7000万円のお金が運んでくるお金で生活するのです。
7000万円の資産を運用していると年利5%と考えた場合、年間350万円のお金が不労所得として入ってきます。
そうすると、手元の7000万円を減らすことなく、なにもしなくても年間350万円のお金が入ってくるのです。
実際、7000万円でリタイアを選ばずにもう少し働いて1億でリタイア…とかにしていたらもっと年間で使えるお金は増えたことでしょう。
しかし、その分セミリタイアできる年齢が遅くなるわけで、仕事を辞めて経済的に自由になりたいという趣旨からずれるので、彼が7000万円でセミリタイアを決意したことは本当に素晴らしいと思います。
実際、若いうちに貯めれるだけ貯めて30代や40代でアーリーリタイアして不労所得で生きていくという生き方は欧米で流行しています。
私達も、労働ラットレースからの脱却、脱社畜を目指すのであれば、資本主義の仕組みを理解し、自分がお金のために働くのではなく、お金が自分のために働くようにしていかないといけないのです。