こんにちは。七宝です。
保険は必要最低限でいいというお話は前からしています。
必要な保険は火災保険・自動車の任意保険・子どもがいる場合の掛け捨ての生命保険の3つくらいで十分です。
日本人は保険が大好きで、保険の支払いが多すぎて貧乏になっている人も多くいます。
今回は、たくさんある保険のうち、がん保険が不要な理由を5つ紹介します。
①がんになりやすいのは高齢になってから
保険のCMや営業マンのセールストークでよく聞くのが「2人に1人はがんになる時代ですから備えておきましょう」です。
それは間違いではないですが、あくまで一生涯でがんになる確率の話です。
ガンになる確率は
20代→0.3%・30代→0.6%・40代→2.0%・50代→5.0%・60代→15.0%・70代→29.0%
と、確かに生涯でがんになる確率的には50%ですが、若いうちになる可能性は非常に低いです。
がんになる可能性が高くなるのは50歳以降です。
なので保険ではなく時間をかけて貯金をしている方がいいのです。
30年間手数料を払いながら貯金をするのなら、30年間貯金と運用でお金を貯めていた方がよっぽど備えになると思います。
しかし確率は低いとはいえ、「もし若いうちにがんになってしまったらどうするんだ!!」と思う方もいると思います。
それを次の項目で説明します。
②がんの治療はそこまで治療費が高いわけではない
がんになったことがない人からしてみれば、がんの治療はものすごくお金がかかると思いがちです。
しかし、がん患者の3人に2人は50万~100万程度の治療費で済んでいます。
でも、「3人に1人は100万円以上かかる人もいるじゃないか!!」と思う方もいると思います。
それを次の項目で説明します。
③高額療養費制度がある
②番を見てなぜそんなに安いの!?と思った方もいると思います。
それは日本には高額療養費制度があるからです。
この制度は、医療費がかかりすぎた人に一部を払い戻ししてくれる制度です。
一ヶ月にかかった医療費の自己負担分を超えた分があとで払い戻されます。
その自己負担上限というのも所得によりますが、大体9万円前後です。
手術に100万円かかろうが200万円かかろうが9万円からはみ出た分については払い戻しがされます。
保険の広告や営業マンはこの高額療養費制度の存在を伏せて、がん保険を勧めることもあるのでお気を付けください。
④先進医療は最先端の技術ではない
保険の広告や営業マンは「保険の範囲内でない先進医療を受けることになったら、すごくお金がかかりますよ」と言ってくることもあります。
しかし、先進医療とは「保険適用の対象となっていないものの、保険適用できるかを評価するため、厚生労働省が保険診療との併用を限定的に認めた行為」です。
要は最先端の技術が受けられるとかそういったものではないのです。
先進医療は保険適用にするか検証中の医療行為ということなのです。
なので「良い先進医療はどんどん保険適用になっていっているので、先進医療はお金がかかりますよー」はただの営業トークなのです。
⑤がん保険が流行っているのは一部の国だけ
みんな入っていますよーと言われると自分だけ入ってないんじゃないか…と思い入ってしまいそうになると思いますが、少しお待ちください。
がん保険が流行っているには日本、韓国、台湾の3か国だけです。
ちなみに日本、韓国、台湾の3か国はがんになりやすいというデータがあるわけではありません。
日本でここまでがん保険が浸透したのは保険会社の戦略の賜物、ということなのです。
以上ががん保険に入らなくてもいい5つの理由です。
上記の5つを理解した上でそれでも不安で入っておきたい、という方は入っておいてもいいと思います(^^♪