こんにちは。七宝です。
今まで投資をしたことがない方は、投資をしようかと迷っている時に親など身内に相談してしまうのではないでしょうか。
率直に言うとそれは辞めておいた方がいいです。
投資をしている身内ならともかくしていない人はほとんど反対するでしょう。
身内のアドバイスを否定しているとか間違っているというつもりはないですが、身内のアドバイスが全て正しいとも限りません。
私も先日、祖母に投資をしていることを話しました。
答えは、
「辞めとけ!!儲かるんなんかごく一部でほとんどの人は損をする!!夢なんか見とかんと今の会社で汗水流して下向いて定年まで働いとけ!!」
と、どやされました。
全くお話しにもなりませんでしたね笑
ではなぜ親、祖父母に相談してはいけないのでしょうか。
それは、親や祖父母が生きてきた時代と私達が生きている時代が全く違うからです。
今は時代が大きく変わっていっている途中です。
特にお金に対しての考え方は著しく変わっていっているのが現状です。
その理由は2つあります。
まず一つ目は、【終身雇用】です。
経団連の会長やトヨタの社長までももう終身雇用は維持できない、と言っています。
年功序列の賃金制度も崩壊していっています。
昭和の時代は一つの優良企業に就職してしまえば将来は安泰でした。
今流行っている40歳や50歳でリストラ…なんてなかったですよね。
定年までその一社で勤め上げて、給与は年々上がっていくことがほとんど約束されていました。
能力に関係なく上がっていきました。
子どもの教育費が必要な時期には、ある程度の給与がもらえているので払えます。
また、子どもが出ていった後に定年まで一気に貯金して、定年時にはしっかりと退職金がもらえます。
貯金と退職金の2000万や3000万、そして年金も十分にもらえました。
2つ目は、【年金】です。
これも非常に大きいです。
昭和の時代は年金だけでも生活できたのです。
しかし、ご存知の通り私達は年金に頼ることができません。
日本人は金融リテラシーが低いと言われますが、親世代は金融リテラシーが必要なかったのです。
1つの会社で働いて、勝手に賃金は上がっていき、老後は年金で生活できたのです。
そんな時代を生きてきた人の考え方と、【終身雇用】・【年金】が崩壊した時の考え方は同じでいいのでしょうか。
確実に違いますよね。
なのに、【終身雇用】・【年金】が揃っている時代に生きていた人たちにアドバイスを求めていい結果になるでしょうか。
私はならないと思いますね。
親、祖父母も別に嘘を教えている訳ではありません。
親、祖父母世代では正解だったことを教えてくれているのです。
しかしその正解は現代においての正解ではありません。
親、祖父母のアドバイスを聞いていると、老後破綻する可能性も十分にあります。
年金が破綻するとはそういうことです。
破綻しなくても一生働き続けなくてはいけない人生にはなるでしょう。
身内以外にも会社の上司や、今までの日本人のお金の常識や固定観念を持っている同僚などがやっている通りにやっていては、老後破綻や一生働かなくてはいけない人生になります。
年金で生活できないというのはそういうことです。
もうすぐ定年は70歳になります。
70歳まで高い給料で働かれては困るので、企業は45歳以上をリストラ対象にしています。
本当に今までの常識を捨ててできるだけ早く行動しないといけません。
まだ遅くないです。
あなたにとって一番若い日は今日です。