良いナンピン買いと悪いナンピン買い



こんにちは。七宝です。

突然ですが、ナンピン買いという言葉を聞いたことはありますでしょうか。

ナンピン買いというのは、例えば株価100円の1株を購入したとして、その株価が90円に下がってしまったとします。

90円に下がったのでもう1株追加で購入します。

100円で買った1株は平均購入単価が100円ですが、その後に90円で買い足しているので、

平均購入単価は95円と平均購入単価を下げることができていますね。

さらに株価が80円に下がったところで1株買い足せば、(100+90+80)÷3=90円とさらに平均購入単価を下げることができます。

これがナンピン買いです。

ナンピン買いをすることによって平均の購入単価が下がります。

 

ナンピン買いで大きな利益が出すことができるのは、その後、上昇相場がくる場合です。

安くなった株式をナンピンし続けていると、一たび上昇相場になれば大きな利益になります。

もしくは株価がなかなか上昇せずとも、安定した配当金が長期的にもらえるのであれば、配当利回りが高くなっていくので、長期で見た時に十分取り返すことが可能でしょう。

 

しかし、購入単価が下がるからと言っていくらでも買い増したらいい訳でもありません。

ひたすらナンピン買いを続けて株価は永遠に右肩下がり、配当金も減配や無配になってしまってはどうでしょうか。

下がったから買い増し、いつか上がるだろう。

下がったから買い増し、いつか上がるだろう。

下がったから買い増し、いつか上がるだろう。

とやっているうちに投入金額が大きくなり、引くに引けなくなってさらにナンピンを続けるしかなくなってしまいます。

買い増しても買い増しても株価が上昇することはなく、いつか資金が尽きてしまいます。

恐ろしいですね。これぞナンピン地獄です。

ソフトバンクの孫さんもウィーワークに出資して大きな損失を受け、

さらにその出資分を損したくないがために新たに出資して、とナンピンでついていってしまっています。

とにもかくにもナンピン買いが通用するのは、「いつかまた上がる株式」じゃないとダメなのです。

 

なので、業績好調な優良企業の株式がその会社の不祥事などではなく、経済的要因によって株価が下がっているなどという時は、いつか本来の会社の価値に見合った株価に戻るので、積極的にナンピン買いをするのがいいでしょう。

S&P500などのように長期的に見れば右肩上がりになる可能性が高い優良インデックス指数が、一時的な調整などで値下がりしている場合も積極的に資金を投じて良いでしょう。

しかし、会社の将来性がなく業績も右肩下がりの会社にナンピンでついていってしまうと取り返しのつかないことになります。

その会社と共倒れになる前に見切りをつけて損切りしないといけません。

このように投資の世界で有名で良いとされている手法でも、なにもしらずに使うと痛い目に合う場合がありますので、気をつけましょう。