こんにちは。七宝です。
こちらももう何回も言っていますが、投資は分散が基本です。
「タマゴはひとつのカゴに盛るな。」という投資の世界ではよく聞く言葉がありますが、本当にその通りで、分散をしないことは非常に危険で、ギャンブルをやっているのと変わりません。
では、どういった分散をしていけば良いのかを以下で解説していきます。
銘柄の分散
分散聞くとまず初めにみなさんが思いつくのはこれでしょう。
こちらは個別株の銘柄を分散することで、ひとつの銘柄に集中してしますと、確かにその銘柄が順調に成長してくれたら大きな恩恵を受けることができますが、もちろんその逆もあります。
その逆にになった時にダメージを抑えるために複数銘柄を所有することが必要不可欠になります。
いくら安定していると言われている企業を買う時も同じです。
JALの経営破綻や東日本大震災後の東京電力、最近で言うとレオパレスや日産自動車、、、
集中投資をしてしまっていると大変な目に合っていた会社はいくつも存在します。
私は現在37銘柄の日本株に投資をしています。(noteで公開しています)
もちろん分散すればなんでも良いという訳ではないので、倒産しにくい・業績が安定している・財務が優良・株主緩還元・株価の割安性などいろいろな面から見て、この会社なら自信を持って投資できる、そう判断した会社にのみ投資をしています。
私の銘柄選定の基準は以下の記事で紹介しています。
それだけ厳しい目で投資判断をして合格した企業ですら100株~200株ずつしか保有していません。
未来がどうなるか分からないので、分散に分散を重ねるのが私のやり方です。
銘柄を分散しておけば、もし一つの企業になにかあってもダメ―ジは非常に少なくなります。
あくまでポートフォリオ全体でプラス、ポートフォリオ全体での配当利回りで考えています。
もし、私の保有銘柄を見て真似して分散投資したい!!そう思ってくれた方、一般的な証券会社では100株からしか株式を購入することができません。
最低単元の100株ずつ買っても600万円強の資金が必要になります。
そこで少額から分散投資したい人へのおススメの証券口座がSBIネオモバイル証券です。
こちらの証券会社ですと1株から購入することができます。
手数料も月額200円でTポイント200円もらえるので実質無料なので良いのではないでしょうか。
しかし月に取引できる上限が決まっているので、まずは少額での分散投資でスタートするのに使うのが良いと思います。
投資に慣れて、資産も大きくなってきたらSBI証券や楽天証券にするのもいいかと思います。
ちなみにSBIネオモバイル証券とSBI証券は別物なのでお気を付けください。
「投資を始めたいけど個別株に投資をするのはめんどくさい、でも分散はしたい。」
そんな方はインデックス投資をしましょう。
インデックス投資は日本でいう「日経平均225」や「トピックス」、米国でいう「S&P500」や「ダウ平均」といった経済指標に連動する投資を行うファンドでひとつ買っておくだけで、銘柄の分散効果があります。
市場全体をまるっと買えるということになります。
市場に連動した運用をしてくれるので、ファンドの手間もかからず手数料も割安です。
業種(セクター)の分散
次に業種の分散です。
いくら銘柄を分散したとしても業種が偏っていてはその業種全体が不調な時にダメージが大きいです。
経済は日々いろんなことが起こりので、どうしても景気敏感な業種やそうでない業種など出てきます。
また、配当利回りや各種指標だけで判断してしまうと、業種によって高く見えたりすることもあり、その業種に偏ってしまうということも起こりがちです。
私も昨日、自分のポートフォリオの業種に偏りがないかチェックしましたが、そこそこいい感じに分散されていました。
業種は銘柄コードの1番上の数字でも見分けることができますので、ポートフォリオの画面でもざっくりチェックすることが可能です。
1番上の数字が示している各種業種はフォロワーのJUNさんのツイートで分かりやすいのがありましたので、
こちらをご参照下さい。
上場企業 証券コード一覧
4桁コード1番上の数字
↓
1農林水産・建設
2食料品
3繊維製品・パルプ・紙
4化学・医薬品
5石油・石炭・ゴム・ガラス・鉄鋼・金属
6機械・電気機器
7輸送用機器・精密機器
8卸売・銀行・その他金融・保険・不動産
9 倉庫・運輸関連・情報通信・電気ガス・サービス— JUN@株初心者 (@roadtological) March 7, 2020
ちなみに現在の私の業種比率です。

国の分散
次に国の分散です。
私たちは円で生活してしますし、将来使うのもおそらくは円でしょう。
なので日本株に投資している場合、為替リスクは気にする必要がありません。
しかし、日本はこの先少子高齢化が益々進んでいくし、経済成長の面で投資するのに妥当な国なのだろうか。
ではアメリカか?それとも中国か?その他の国か?でも為替リスクは?
そんなことをいろいろ考えていたらキリがありません。
だから日本にも世界にも分散して投資をしてしまえばいいのです。
インデックスファンドの中には全世界分散や全世界(除く日本)などで世界分散されているものもたくさんあります。
私の場合は住んでいる日本、そして経済大国アメリカの二か国に分散しています。
具体的には私の口座で日本の個別株、妻の口座でアメリカのS&P500でインデックス投資をしています。
アメリカに投資をするのならS&P500に投資しているだけで十分です。
日本にも優良な詰め合わせパックがないので個別銘柄に投資、そんな感じで運用しています。
時間の分散
銘柄・業種・国の分散の他にとても重要な分散です。
それは時間の分散です。
例えば大きなお金が手元にあったり入ってきたりした時に一気に投資してしまうと、投資したタイミングが高値だった場合、購入単価が高くなってしまい、その後下がってしまうと含み益に耐え続けることになってしまいます。
また、暴落でせっかくバーゲンセールになっているのに、買うお金がない・・・といった状態になってしまいます。
なので高値掴み防止や暴落で買い付ける余力を残しておく、という意味でも時間を分散して少しづつ投資をしていくということが大切になります。
インデックス投資で毎月定額で積立投資をしている場合は、金額を一定にしているので、安い時にはたくさんの口数を買い、高い時には少ない口数を買う。
これをドルコスト平均法と言い、平均買付単価を自動的に落としてくれます。
このように投資の世界ではいろんなことを分散することで、リスクをコントロールすることが必要不可欠になります。
※こちらの記事は特定銘柄の購入を推奨しているものではありません。
あくまでも投資判断はご自身の責任でお願いします。