こんにちは。七宝です。
3月27日は権利付き最終日でした。
権利付き最終日とは、その日に株式を保有していると配当金や優待をもらえる権利が確定する日のことです。
ちなみに翌営業日(2020年3月なら30日)のことを権利落ち日と言います。
3月決算の会社の株を保有する場合、27日の取引終了時点で株式を持っていないと配当や優待をもらうことができません。
3月30日に株式を持っていても権利を得ることはできません。
しかし考え方はいろいろで、「権利落ち日を狙って買う人」や「権利付き最終日に売る人」もいます。
それは短期的に見た場合、
権利付き最終日は配当目当ての買いが入るため株価が割高に、
権利落ち日には配当取り勢が用済みになった株を一斉に売るので株価が安くなる傾向にあるからです。
先日フォロワーのれぼるさんが興味深いリプをしてくれました。
ボクは理論上、落ち日(3月で言えばこの週明け)が狙い目と思います。
オカルトではなく、よく考えたらそうなると思います。
— 🦇れぼる🦇伝説のナンピン買い師 (@revolution__rev) March 27, 2020
れぼるさんは権利落ち日に株式を購入するということ。
最初は上記で説明した理由からかと思いましたが、れぼるさんの考え方はもっと深い物でした。
長期投資なのに権利落ち日に購入するということ。
例えば、権利付き最終日に株価が1000円で配当金が100円。
権利落ち日に900円で購入すると100円安く買えますが、今回の100円の配当金はもらえません。
これだけ考えると結果は同じなのですが、後者の取得単価は永遠に900円です。
配当金は1年後も2年後もずーっと株式を持っている限りもらうことができます。
ではその株式の配当利回りは1000円で買うよりも900円で買っておく方が、ずっと高い配当利回りで運用できることになるではないでしょうか。
年間配当額が100円だとすると、購入単価1000円配当利回りは10%、購入単価が900円なら11.1%に利回りを上げることができます。
将来の利回りの面で考えるととてもいいですよね。
私もその発想はなかったのでとても勉強になりました。
しかし、よくよく考えて見るとトータルリターンは同じになります。
みなさんなぜだか分かるでしょうか。
それは始めの1回分の配当金をもらっていないので、その配当金をもらうと結局100円高く買ってしまった分の100円は配当金で返ってくるので、
その100円を再投資すれば同じになります。
なので結果的には、複利運用で長期投資をするのならいつ買っても同じ。
そういうことになります。
またこの答えになってしまいましたね。
結局長期投資でタイミングは計らなくていいのです。
長期投資は細かいタイミングを測るよりもルール通りにコツコツ運用、できることは日々の無駄な支出を出来るだけ抑えて、入金力を高めことや副業などで稼ぐ力をつけ、入金力を高める。
ただそれだけなのです。