財務省が目標としている『PBの黒字化』がヤバイ



こんにちは。七宝です。

日本の経済は停滞しています。

失われた20年、失われた30年と言われていますね。

GDPも他の先進国に比べほとんど成長していません。

所得税の実質アップや社会保険料もどんどん上がっていっているので、サラリーマンの可処分所得は右肩下がりに下がっています。

それに非正規雇用の割合も増加しています。

上記の図は非正規雇用者の割合です。

右肩上がりに非正規雇用者が増えているのがお分かりになると思います。

正社員も給与は上がらず、税金や保険料が上がっていっているので、可処分所得は減っていく一方です。

上記の図は20代30代の所得分布ですが、赤線の1997年に比べて、青線の2012年の所得が大きく減っているのが分かると思います。

 

では企業が儲かっていないのでしょうか?

実はそうでもないのです。

さすがに今年は新型コロナウイルスによる影響で業績の下方修正は避けられませんが、企業の利益は上がっていたのです。

企業の利益は上がっているのに、所得が減っている。それはなぜなのか。

その原因は下の字を見てもらったら分かると思います。

この図を見て頂いたら一目瞭然です。

なんと給与や設備投資をカットして配当金に回っているのです。

企業は設備投資や人件費を削ってお金持ちである株主に利益をさらに還元してしまっているのです。

「設備投資をして会社をもっと大きくしていきたい。」

「人件費に使ってもっと良い人材を取り込みたい。」

そんな思いはあるはずですが、今後の日本の成長を加味すると結局そうやってリスクを取っていこうとはならないわけですね。




では、そうなってしまう根本的な問題はなんなんでしょうか。

日本には「骨太の方針」という政治方針があります。

骨太の方針には、こう記されています。

『経済再生と財政健全化に着実に取り組み、2025年度の国・地方合わせたPB黒字化を目指す。』

PBとはプライマリーバランスのことで収入と支出のバランスです。

この『PB黒字化を目指す』が非常にやばいんです。

これをやるということは、

・消費税をどんどん上げる

・所得税をどんどん上げる

・社会保険料や年金をどんどん上げる

ということです。

少子高齢化がさらに進んでいく日本でPB黒字化なんて目指すのなら、そうせざるをえなくなります。

実際に上記の各種税金や保険料はすでに上がり続けています。

そして年金は減らされていきます。

国の支出を減らして収入を増やすことが『PB黒字化』なのですからもちろんそうなります。

そんなことをしたってみんなで貧乏になっていくだけなのです。

『PB黒字化を目指す』というのは間違った政策なのです。

 

東日本大震災の時でも本来は国債を発行してでもどんどん予算を使ってやっていくべきなのに、日本は復興税を作ってしまいました。

どこかにお金がかかるとどこかを削る、または消費税を上げる。

一見いいように見えるかもしれませんが、それをやったところで日本が成長していくのは難しいのです。

『PB黒字化を目指す』と掲げている限り、日本が成長していくのは難しいのです。

 

 

いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。
引き続き応援よろしくお願いします。

SBI証券口座開設はコチラから

Amazonでのお買物はコチラから

ご利用よろしくお願いします。

関連記事一覧