こんにちは。七宝です。
みなさんもご存知の通り、物価というのは年々上がっていきます。
デフレ経済と言われていますが、政府の目指しているのはインフレであり、今と昔の物を比べてみると価格が値上がりしたり、内容量が少なくなったりしているはずです。
最低時給も大分上がりましたね。
私がアルバイトしていた十数年前は時給800円で働いていましたが、
(某ハンバーガーチェーン店は高校生アルバイト時給600円台でした)
今は900円になっています。
東京などの大都市では最低時給が1000円を上回る水準になっています。
私は十数年前に800円、今同じアルバイトは900円。
一見不公平なように見えますが、物価も上昇しているため1時間働いて買える物の量で考えるとそこまで変わらないのです。
このように過去から現在を比べた時、物価というのは上がっており、お金の価値が年々目減りしているということになります。
過去から現在がそうだったように、現在から未来も引き続き物価が上がっていくとすればどんな人が損をしてどんな人が得をするのでしょうか。
損をする人は紛れもなく現金や銀行預金でお金を持っている人です。
現金の価値は金額では同じものの、その金額に対する価値はどんどん減っていくからです。
今、100円で買えるものは10年後には100円では買えないからです。
銀行預金も現状のような低金利では物価上昇率には追い付けません。
年間1%物価が上がるとすれば、年利1%利息を付けてくれてやっとトントンなのです。
次に得する人はというと、借金をしている人です。
もちろん高金利の消費者金融やリボ払いの借金はいけません。
住宅ローンなどの低金利の借金をしていた場合、どれだけお金の価値が目減りしようと借金の残債は借りた時のお金の価値に対する金額です。
極端な話ですが、物価が倍になれば借金は半分になるということです。
国は国債という形で私達国民から借金をしていますよね。
インフレを起こして物価を上昇させると実質国民からの借金が目減りするという事になりますよね。
インフレを目指す理由のひとつがそれだとかそうでないとか…
株式や不動産はインフレに強い資産です。
不動産は物価上昇に合わせてもちろん値段が上がっていきますし、
(人口減、供給過多、空室問題とかで下がる可能性もありますが物価上昇の面だけで見るとです)
株価も、物の値段が上がる→企業の売上が上がる→→→といったところで回りまわって上がります。
私は、「株式を持っていると物価上昇分は株価で上がり、配当金分はそのままリターンとしてもらえている」という感覚です。
もちろん景気が良くなることでインフレが進み、金利も上昇するなんてことがあれば借金をしないようにしなくてはならないこともあります。
また、今後物価が下がっていくと思うのなら現金で保有しているのが良いですし、その時代その人の考え方によって正解は異なってきます。
私は今後も物価は上昇していくと考えているので、株式を買い続け、住宅ローンなどの低金利の借金は借り続けるという方向で運用していきます。