こんにちは。七宝です。
前回の記事で、
確定申告をする自分の事業は経費を計上できるので、税金面で有利。
一方、サラリーマンは源泉徴収という自動徴収マシーンによって税金や保険料は取られ放題、逃げ道はありません。
といったことをお伝えしました。
サラリーマンの税金や保険料はなかなかな金額を取られているのに、給与からの天引きになっていることでみなさんあまり気付いておりません。
これがこっそりと多額の税金を徴収しても文句を言われないように巧妙なところなのです。
一度給与の全額を受け取ってから役所に税金を納めにいく、という順番だったら今よりも確実に税金を負担している意識は高いし、不満も多かったと思います。
こんな給与から天引きされる源泉徴収のシステムによって逃げ道なく徴収されると言いましたが、サラリーマンでも節税が全くない訳ではありません。
サラリーマンにかかる税金は年収から給与所得控除・基礎控除・保険料控除・扶養控除・配偶者控除などの、各種控除を引いた課税所得に対してその人の給与に応じた所得税率(5%~45%)と一律10%の住民税がかかります。
社会保険料も収入に応じて決まります。
なので、控除を増やして課税所得を減らすことで税金を抑えることはできます。
控除の種類は上記以外にもありますが今回は私が手取りを増やすために、行っている方法をご紹介します。
目次
住宅ローン控除(住宅ローン減税)
これはマイホームを購入(リフォーム)して住宅ローンを組んだ場合、年末の残債の1%が、既に支払った所得税から返ってくるというものです。
消費税増税前に購入した人は10年間、消費税増税後に購入した人は13年間返ってきます。
私の場合、3000万円以上残債が残っているので、支払った所得税は全て返ってきています。
間違った物件を買わず、リセールバリューの高い物件を買えた場合、最強の節税になります。
ちなみに上限はありますが、所得税で控除しきれなかった分については翌年に支払う住民税からも控除されます。
所得税は一旦徴収されたものを後から年末に返してもらうので給与明細上で手取りが増える訳ではありませんが、返ってくるので手取りが増えると考えてもいいと思い、紹介しました。
ふるさと納税
こちらは厳密には節税ではありませんが、税金をどこかの市町村に前払いして返礼品を頂くというものです。
私の使っているワンストップ特例を使うと前払いしているので翌年の住民税が安くなります。
節税ではないですが、実質2000円の負担で各地の名産品などの返礼品を頂くことができるのでやらない手はないですね。
ここまでで2つ紹介しました。
これで、
✅私の給与明細から引かれている所得税は住宅ローン控除により年末全額返ってくる。
✅住民税は住宅ローン控除とふるさと納税により、6月からとても安くなる。
かなり、引かれるものを調整できていますよね。
そして給与明細で大きな金額を引かれているものがもうひとつあります。
そう、社会保険料です。
こちらに関しても抑える方法はあります。
社会保険料を抑える
当ブログで何回も紹介していますが、社会保険料は4.5.6月の給与の平均で9月か10月から1年間の社会保険料が決まります。
なので、可能であれば4.5.6月の給与になる3.4.5月に残業を抑えることができれば社会保険料を抑えることができるのです。
私はこの3ヶ月ほぼノー残業で乗り切りましたので、次の1年間の社会保険料はかなり安くなります。
このように私は所得税、住民税、社会保険料の天引きをできるだけ抑え、年収に対する手取りを極力多くすることで手元に残すお金を多くしようと工夫しています。
計算はしていないですが、
「私より年収が50万~100万高いけど何も対策をしていない人」と、「私の手取り年収」が同じになるくらいになるのではなのではないかと思っています。
そして私が1番不満に思っているのが組合費です。
これは節約のしようがありませんし、正直税金よりも不満です。
毎月の給与と賞与時にもしっかりと5000円引かれています。
組合があることによってなんの恩恵があるのか理解していない私にとっては不服しかありません。
この組合費は本当にどうにかしてほしいものです。
そのうち異議申し立てをしようと考えています。