こんにちは。七宝です。
相変わらず株式市場は好調ですね。
3月の暴落で大きな含み損を抱えた人も、そこで諦めて損切りをして市場から去るようなことはせず、
ポジションを持ち続けている人のほとんどが早くも含み損を解消しているのではないでしょうか。
私も3年くらい前から投資を始めているため、高い時期に仕込むような形になっていましたが、それでも含み損から復活しています。
投資を始めて何年か経っていると、含み損益がプラスマイナス0でも今までにもらった配当金分で投資をしていた恩恵は受けることができていると考えることができます。
私も現在含み損益はプラスマイナス0ですが配当金を考慮したトータルリターンで考えると数十万円の利益が出ています。
そして運よく3月の暴落相場で投資を始めることができたり買付を行った人は今、大きな含み益になっていることだと思います。
ここで私と同じように長期投資を行っていて、含み益がある人に注意してほしいことがあります。
それは「株式市場の調子が良い時ほど気を引き締めましょう。」ということです。
株式市場の調子が良く、含み益が大きくなると財布の紐が緩くなりがちです。
例えば10万円の含み益が出ていると、
「10万もプラスしているのだから5万円くらい使ってもいいか」
とか考えてしまわないですか?
これは本当に注意しないといけないところです。
株価は日々好き勝手に大きく上下します。
今、市場の調子が良く10万円の含み益があっても、明日にはマイナスに転じることも十分にあるのです。
株価は上がったらまたいつかどうせ落ちるのです。
長期的には右肩上がりにはなりますが、中短期的には上がってもどうせまた下がります。
なので一時的に上がってその時偶然出ている含み益は自分のお金とは思わないで下さい。
自分のお金と思って使っていいのは資産形成が完了して、配当再投資もやめた後の「配当金分」と「老後の元本からの切り崩し期間」だけだと考えています。
私はよく、配当金を生んでくれる資産のことを
『お金を産む痩せないニワトリ』
『金のなる木』
『お金を生産する工場』
などに例えています。
結局ニワトリが育っても、木が大きくなっても、工場が大きくなってもニワトリや木や工場、いわゆる元本分を自分のお金だと思ってはいけません。
過去に『投資したお金はなかったものだと思え』という記事を書きました。
こちらの記事は
「投資をしたけど〇〇万円の含み損になった。〇〇万円あったら何が買えてた。」とかを考えるな。
といったようなマイナスになった場合でお話をしましたが、逆にプラスになっている時もそれは自分のお金ではないと考え、しっかり引き締めていかないといけません。
今後仮に日経平均株価が3万円になり、含み益が100万円を超えた。
例えばそんな時にでも100万円余分に浪費をしてしまうと、せっかく投資で資産を膨らませようとしている努力が無駄になってしまいます。