こんにちは。七宝です。
コロナショックを受けて3月に底を売った株価は驚くべきスピードで回復し、コロナショック前の水準にあっさりと戻ってしまいました。
しかし、経済や会社の業績はというともちろん散々です。
経済の動きもコロナから復活したとは到底言えないでしょう。
配当金や企業の稼ぐ力が下がっているのに株価は上がっている。
これは単純に株価は割高だと判断することができます。
こびと株さんのブログにも書いてましたが、税引き後利回り3%以上の銘柄数は3月半ばに780銘柄あったのが、今は243銘柄に減ってしまったそうです。
私としては景気が悪いのなら株価も悪いままになっていてほしいところなのですが、もちろん株価なんて思い通りには動いてくれません。
ではなぜ今の株価は経済状況に反してこんなにも高くなったのか。
その明確な理由は誰にも分かりません。
誰にも分かりませんが、ひとつ考えられる理由としては経済の悪化を受けて各国が無制限の金融緩和をしておりお金を刷りまくっています。
それでお金の総量が増えたことにより、行道を失ったお金が株式市場を始めとする各資産に流れ込んできているのではないかと推測されています。
今の株価は割高です。それは間違いないと思います。
では割高だから買い足しをストップした方がいいのかというと、私は完全に買い足しをストップして割安になるまで待った方がいいとは思いません。
未来の株価が誰にも分からない以上淡々と買い進める方が良いと私は思います。
私は証券口座内の現金比率が25%に上がると10%分の株式を購入するというドルコスト平均法とリバランスの考え方を組み合わせたようなルールで買い続けています。
株価上昇局面では現金比率は下がり、株価下落局面では現金比率は上がるので、自動的に株価が安い時に買える可能性が高くなります。
しかし昨今のように株価が高い状態が続いていた場合にも給与などの入金分で現金比率が高くなっていくので、株価が割高であろうと買いのタイミングはやってきます。
このまま現金比率が25%に上がると株価が割高でも私はルール通りに買います。
今割高だからそのうち割安になるのを待つ、という考え方もありますが、未来の株価の動きは誰にも分かりません。
なかなか下がらないかもしれませんし、今後一段と株価が上昇する可能性ももちろんあります。
機会損失を避けることも重要な考え方のひとつです。
先程無制限の金融緩和により、お金の総量が増えることによって行道を失ったお金が株式市場に流れ込んできているから株価が上がっている可能性がある。
そう言いました。
それが本当だとすると、今の株価は割高ではありません。
過去~現在を見た時には割高ですが、現在から未来を見た時には割高ではなくなるのです。
お金の総量が増えることによりインフレ(物価上昇)が起こることで、日経平均株価2万円は割高だったのが割安になるかもしれないのです。
そうなると次にやってくる好景気では株価は今よりさらに上がり、配当金も大きく増配される。
配当利回りはそこまで変わらないにしても、株価と配当金のベース金額が従来より上がるということになるのではないでしょうか。
そうなると、今の水準だと割高かもしれないですが、今仕込んだ株式は将来的に購入単価ベースで見た時の配当利回りは非常に高くなるのではないでしょうか。
そういった可能性も加味して私は割高である今においても自分で作ったルールにのっとり、株式の購入を進めていきます。
この私の考えに共感してくれたとしても、未来は誰にも分かりません。
全力買いはやめましょう。
できることなら今はできるだけ買いたくないのが私の本音でもあります。