こんにちは。七宝です。
「株式投資はギャンブル」といった見方をしてしまう方もまだまだたくさんいると思います。
競馬、競輪、競艇、パチンコ、スロット、カジノ、宝くじ、株式投資…
こんな感じで株式投資をギャンブルのひとつだとは考えていないでしょうか?
過去に何度もお伝えしていますが、この中で株式投資はギャンブルではありません。
この手の話をすると、パチンコで稼いで生計を立ててる人がいるとか、競馬でのトータルリターンはプラスだとか言う人いるのですが、確かに一部そういう方がいるのも理解していますし、否定するつもりもありません。
あくまでも市場全体で見てどうなのかといった考え方でお話をしていきます。
上記の株式投資以外のギャンブルと株式投資でそもそも大きく何が違うのかというと、マイナスサムゲームかプラスサムゲームかです。
これの違いが本当に大きな違いです。
ギャンブルは必ず胴元の取り分があります。
例えばパチンコだとパチンコ台にかかるお金、店舗代、人件費など様々な経費がかかっていますよね。
その経費はもちろん売上から支払います。
もちろんその売上は元はお客さんのお金です。
その辺の経費を差し引き、さらにパチンコ店の利益を引いて、残る分のお金がお客さんに返すお金です。
お客さんが払ったお金と戻ってくるお金で大きく目減りするのは容易に想像がつきますよね。
これは永遠に続けると参加者全員のお金が0になるマイナスサムゲームなのです。
パチンコで例えましたが、その他のギャンブルも同じです。
上記のギャンブルは私が今思いつくものを何個か上げたものですが各還元率を見てみましょう。
競馬、75%
競輪、75%
競艇、75%
パチンコ、85%
スロット、85%
カジノ、95%
宝くじ、46%
となっています。
この数字を期待値と言いますが、期待値が100%を下回っている限り、参加者のお金が減っていきます。
宝くじなんて当選金として還元するのは集めたお金の半分以下です。

1000円買った瞬間460円になると考えることもできます。
参加者のお金が0にならずにいつまでも売上があるのは、参加者が労働など他で得たお金を入れ続けているからです。
それに運よくプラスになったとしてもプラスになったお金は他の参加者がマイナスしたお金です。
参加者全員でお金を増やすことはできません。
一方、株式投資はどうでしょうか。
上記のような計算とは全く異なります。
株式投資の長期的な平均リターンは年5%です。
期待値だと105%と考えることができます。
もちろん短年ではマイナスリターンになることもありますが、長期的な平均リターンは5%です。
それは歴史が証明しています。

そしてそのリターンは参加者同士でお金が移動した訳ではなく、保有銘柄の利益や経済成長による株価の上昇なのです。
経済成長を続ける限り、企業が利益を出し続ける限り、株式を持っている人はリターンを享受し続けることができるのです。
参加者みんなでお金持ちになれるたったひとつの方法と言ってもいいのかもしれません。
この記事が株式投資とギャンブルが同じだと考えている人の目に止まれば幸いです。