こんにちは。七宝です。
今回は社会的信用のお話です。
みなさんは金利というものをご存知でしょうか。
利子や利息とも言いますね。配当金も金利と考えることができますね。
ご存知の方も多いとは思いますが、お金を貸した時に支払われる対価の事です。
資産形成をしていく上でこの金利というものと密接に関わっていくことになります。
金利というものが存在するからこそ、「お金がお金を稼ぐ」そう表現することができるのです。
金利、利率というものは一定ではありません。
住宅ローンのような0.5%の利率もあれば、消費者金融やリボ払いのように15%、18%の利率もあります。
このように借りる商品によっても変わりますし、借り手の社会的信用度が高いか低いかによっても変わります。
個人が住宅ローンや不動産投資ローンを組む時に、どんな会社に勤めているか、勤続年数、年収、過去にローンやクレジットカード支払いに延滞はなかったか、などいろんな事を聞かれますよね。
これはあなたが社会的に信用できる人間なのか、貸したお金を返せる人なのかどうかを判断しているのです。
あなたに社会的信用がなければお金を借りることができません。
お金を借りることが可能だとしてもみんなが同じ利率ではありません。
「社会的信用が高く、この人は必ずしっかり返済することが可能だろう」そう判断されたら低金利でお金を借りることができます。
逆に「お金を貸せる基準には達しているけど社会的信用がそこまで高くない」そんな人の利率は高く設定されます。
企業の資金調達も同じです。
銀行融資に関しても社会的信用度が高ければ低金利、長期間でお金を借りることができます。
社会的信用度が低ければ高金利で期間も短くなってしまいます。
社債を発行する時も同じです。
社会的信用度が低い会社なら高金利に設定しないと社債を買ってもらうことはできません。
逆に社会的信用度が高い会社なら低金利に設定しても社債を買ってもらうことができるので、低金利での資金調達が可能です。
日本でもトップクラスの信用を誇るJR東海が驚くべき利率の社債を発行していました。

なんと利率は0.001%。元本保証の銀行の普通預金と同じです。
JR東海となると0.001%で資金調達できるのですね。羨ましい限りです。
私も0.001%の利率でお金を借りることができるのなら、たくさんお金を借りて配当利回り3%以上で運用してすぐに大金持ちです。
羨ましい限りですね。
ソーシャルレンディングの利率が高いのも、社会的信用度の低い事業主が資金調達をしているからです。
JR東海と比べて社会的信用度が低く、高利回りでないと投資する人がいないのです。
倒産などがあった場合、投資した資金は返ってこないので、高リスク、高リターンと言わざるをえません。
話し出したらキリがなのですが、通貨の信用も同じですよね。
円や米ドルなどの信用の高い通貨は低利息です。
トルコリラやメキシコペソのように信用の低い通貨は高利息です。
高利息だからと言ってトルコリラを持っていても、トルコリラ自体の通貨の価値がそれ以上に下がる可能性が高いので、お金を増やすことはできません。
これも高リスクな投資でしょう。
日本円なんて有事の日本円と呼ばれており、なにかあった時には日本円は買われます。
無利息なのに円が買われます。
みなさんがもっている円は世界でトップクラスの信用があるのです。
そう考えると信用がどれだけ大切なものかが見えてきますよね。
信用があればお金が入ってくるのですから。
お金で信用は買えないので、お金よりも信用の方が大切なのです。
私はお金の事を発信することによってお金よりも大切なものを発見しました。
それが今回お話した『信用』と、いつもお話している『時間』です。
私がサラリーマンのうちに不動産を始めたいと思っているのもこれが理由です。
私自身というより務めている会社の信用でお金を借りることができます。
『信用のある〇〇社に10年以上勤めている七宝さん。』
これが非常に社会的信用が高い状態なのです。
脱サラをしてしまうとこの信用は一気になくなります。
住宅ローンすら厳しくなるのではないでしょうか。
この社会的信用があるうちに不動産買いたいですね。
もちろんスタートは会社の力を借りますが、将来的には自分の信用で買い進めていくつもりです。
今後、自分自身の社会的信用、高くしていきたいですね。