こんにちは。七宝です。
前回の記事で住宅ローンを組む際に「頭金を入れない方がいい、繰上返済もいない方がいい。」
その3つの理由についてお話をしました。
今回はその補足で注意点とリスクについてお話します。
本当は頭金を入れた場合と入れなかった場合で35年後の手元に残るお金にどれだけの差がつくのかを説明したかったですが、計算が少し複雑になるので今回はやめておきます。
フルローンで住宅ローンを組み、マイホームを買うにあたって、
「低金利でお金を借りれる、住宅ローン控除を使えば最強の節税、生命保険代わりにもなる」
こんな良い事ばかりお話してきましたが、注意点もあります。
大前提として正しい値段で物件を購入した場合になります。
いくら低金利でお金を借りることができても、2000万円の価値しかない物件を3000万円で買ってしまったりしていると本末転倒です。
もちろん消費としてマイホームを買うのですから、リセールバリューに拘り過ぎず住みたい気に入った家を買えばいい、という側面もあります。
しかし、本来の価値より高く買ってしまうことはやはり避けた方がいいと思います。
最低限の不動産の知識は付けて、周辺の相場感はある程度把握した上でマイホームを選ぶことをおススメいたします。
そしてもちろんリスクもあります。
ここでのお伝えするリスクは金利上昇リスクです。
今回のお話は低金利時代で住宅ローンが0.5%前後、という超低金利で借りれる前提のお話です。
昨今の経済不況などを鑑みると今すぐに金利上昇する可能性は極めて低いですが、35年も期間があるのでどこかで金利上昇局面がきても全くおかしいことではありません。
前回の記事を読んで賛同頂いた方も、金利上昇リスクがあることだけは忘れないで下さい。
しかし、このリスクはコントロールができます。
なぜなら手元にお金を残しているからです。
金利が上がって3%以上になるようなことがあれば、その時に運用していた分から繰上返済をしてしまえばいいのです。
低金利の時はお金を目いっぱい借りておいて、高金利になればお金を借りない。
そうすればいいのです。
なので金利上昇リスクがあるのせよ、低金利のうちは借りておけばいい。
これが住宅ローンを使っての効率の良い資産形成ではないかと私は思っています。
ちなみにですが、マイホームを購入するとローン返済以外にも以下のようなお金がかかってくることは忘れないで下さい。
✅修繕積立金(マンション)
✅管理費(マンション)
✅固定資産税
✅諸経費(はじめだけ)
✅火災保険料(10年毎)
✅リフォーム・設備交換(15年に1回程度)
などのお金もかかってきますので、チラシなどに載っている「月々返済〇〇円!」といったような価格をあてにしすぎるのは危険です。
また、低金利で住宅ローンを借りれますが、自分の身の丈に合っていない物件を買うことはおススメできません。
自分の身の丈に合った物件を適正な価格で目いっぱい住宅ローンを借りて、手元に残ったお金で資産運用をする。
これが一番良い方法なのではないかと思います。