こんにちは、七宝です。
よくこんな質問をされます。
「ポートフォリオに債券も入れた方がいいですか?」
「ゴールドも入れた方がいいですか?」
「株式だけは危ないですか?」
他にも不動産や仮想通貨、為替にコモディティ、投資対象がたくさんあるので迷うのも無理はないですね。
各々のやり方次第なのでどれが正解、どれが間違い、そんな事を言うつもりは全くありません。
ただ、投資の最適解は人それぞれ異なります。
私はリスク資産の全てを株式で運用しています。
しかし、全ての人に株式100%を勧めようとは思っていません。
年齢、家族構成、資産、年収、投資期間、投資の目的、あらゆることが人それぞれ違うので、「こうしたら完璧です。」と一概にそんなアドバイスをすることができないのです。
私が株式100%で運用している理由は、私が今、資産形成期真っ只中だからです。
私は今32歳、資産運用界隈ではまだ若い方に分類されると思いますし、先の投資期間もまだまだ長いです。
また、私は40歳前後でのセミリタイアを目指しています。
なので今の私の投資のフェーズとしては、
「積極的にリスクを取ってお金を増やしていく。」
それが今の私のフェーズだと考えています。
積極的にお金を増やすフェーズにおいての投資対象は株式であると考えています。
長期的にも株式のリターンが高いことは歴史を見ても明白です。

積極的にお金を増やすフェーズなので株式100%です。
株式は一般的にリスクの高い資産とされていますが、分散投資(銘柄の分散・業種の分散・国の分散・時間の分散)をすることで自分でリスクのコントロールをしています。
また、万が一失敗をしたところで、投資しているお金はあくまでも余剰資金ですし、年齢的にもいくらでもやり直しがききます。
このような理由で私は今、リスク資産を株式100%で資産運用をしています。
「仮想通貨、FXなどさらにリターンを狙えるものもあるではないか。」
そう思われるかもしれませんが、あくまで私がやっているのは投資です。
マイナスサムゲームやゼロサムゲームのようなギャンブル性の高い投機で増やすことは考えていません。
しかし、「いつまでもこの株式100%のアセットアロケーションにしておくのか。」
そう聞かれるとそれは違います。
人生におけるフェーズが変わった時、アセットアロケーションも変更しないといけないのです。
例えば私がこのまま積極的にリスクをとって運用が順調に進み、10年後資産が1億円になったとします。
私はセミリタイアしていると思います。
今との違いは、
✅サラリーマンという安定を捨てている
✅年齢が10歳上になっている
✅資産が今より遥かに多い
といったところでしょうか。
今の状況とはいろんなことが異なっています。
こういった状況ならば、積極的にお金を増やす「攻めの姿勢」ではなく、「守りの姿勢」に切り替え、資産を守らなければなりません。
もちろん配当金で生活しないといけないので、全てを預金にするとかそんなことではありません。
(ちなみに預金で資産は守れません)
0か100と言う考え方ではなくアセットアロケーションのバランスで少しずつ守りの要素を加えていきます。
ここで登場するのが、ゴールドや債券です。
今まではお金を増やすフェーズであったことから株式100%にしていたのを、
資産形成終了後の守りのフェーズに入ると、ゴールドや債券も一定比率混ぜ込み、資産を守ることを考えていかないといけないのです。
このようにアセットアロケーションの最適解と言うのは自分が今どこのフェーズなのか、どんな状況なのかによって変わってきます。
そのため「ゴールドを買っておくべきか?」そういった質問に、簡単にはお答えできないのです。
是非自分に合ったアセットアロケーションを考えてみて下さいね。