こんにちは、七宝です。
今回はサラリーマンの方向けにこんな考え方もありますよ、といった内容のお話です。
働いて給与をもらっても、税金や社会保険料の徴収があるので働いた分のお金全てが手元に残る訳ではありません。
給与の中から税金や社会保険料を徴収され、残ったお金が銀行口座に振り込まれます。
さらに私達は生きていくだけで様々なお金がかかります。
家賃、水道光熱費、通信費、保険料、ローンの支払いなどの固定費を払い、残った分がようやく自分で使えるお金です。
そのように考えると月の始めの方は自分で使えるお金ではなく、自分のモノにならないお金のために働いているという事になります。
ざっくりですが、額面で30万円の給与だったとして6万円の税金と社会保険料がかかります。
その時点で始めの一週間は国のために働いているという事になります。
一週間働いても自分のお金になる分は0なので、まだ赤字です。
その後、各種固定費を払い終わるタイミングが損益分岐点です。
それからの収入が自分の使えるお金になります。
実際にはそこから食費、服代、雑費、小遣いなども引かれるので、さらにその残った分がやっと貯蓄や投資に回せるお金です。
サラリーマンでもこのように、お店を出す時と同じように考える事ができます。
税金や社会保険料や固定費の分を稼いでいる間はまだ赤字、税金や社会保険料や固定費の分を稼ぎ終わってから稼いだ分がやっと黒字になります。
税金や社会保険料や固定費の分を稼ぎ終わったところが損益分岐点です。
この損益分岐点は人それぞれです。
毎月10日前後が損益分岐点の人
毎月15日前後が損益分岐点の人
毎月20日前後が損益分岐点の人
その人の収入や生活水準によってさまざまです。
一度自分の損益分岐点は何日なのか計算してみてはいかがでしょうか。
損益分岐点を1日でも早くする、それを目標にしてみるのも楽しいかもしれません。
1日でも早くするには、税金や社会保険料はこちらでコントロールするのは難しいですし限界があるので、収入を増やすか固定費を削減するかになります。
サラリーマンでは収入を飛躍的に上げるのが難しいのと、累進課税により収入が上がっても税負担が増える事を考えると、やはり固定費の見直しが1番効果が高いと考えられます。
固定費は家賃、自動車のローン、保険料などなど、増やそうと思えばいくらでも増えてしまいます。
例え収入が上がってもそれに応じて生活水準を上げていたら損益分岐点は変わりません。
収入が上がって生活水準を維持したら損益分岐点は早くなります。
収入が同じで固定費を削減したら損益分岐点は早くなります。
同じ1カ月働くのなら、早く自分の手元に入ってくるお金を稼ぎたいですよね。
月々の損益分岐点の日にちを少しでも早くして、自分で使えるお金や投資に回せるお金を効率よく稼げるようになりましょう。
それが自由な人生に近づく事になるでしょう。