こんにちは、七宝です。
今回は長期投資をするにあたって必ず必要になる生活防衛資金についてお話をします。
生活防衛資金とは日々の生活費以外の急な出費に備えるお金の事で、投資をせず元本保証の銀行などに預けておくお金の事です。
私の場合、生活防衛資金から支払うお金は主に、急な病気やケガによる治療費、自動車全般(日々のガソリン代は日々の家計から)、
冠婚葬祭費、家電家具買い替えなどです。
要は生活費として毎月支払う固定費ではないけど、不定期で必ず発生する出費ですね。
なので、住宅ローンや車のローンを組んでいる方のローン支払い分は日々の家計から出す事になります。
生活防衛資金の金額はサラリーマンなら半年分~1年分の生活費、フリーランスなら生活費2年分程度が目安となるのではないでしょうか。
サラリーマンの場合は病気やケガなどで働けなくなっても保証が手厚いので生活防衛資金は少なめの設定です。
ちなみに私は300万円に設定しています。
なぜ長期投資をするにあたって生活防衛資金を置いておかないといけないのかを説明します。
投資というのは10年以上使う予定のないお金、言わば余剰資金でしないといけません。
株価は大きく上下を繰り返しますので、短期的にはマイナスリターンになっている事なんてざらです。
上下を繰り返しマイナスリターンの年もありながら長期的には大きなリターンになっていくのです。
その長期の一番最低年数が10年です。
正しく投資を行っていた場合、10年を超えてくるとトータルリターンでマイナスになる可能性は極めて低くなってきます。
そのため、生活防衛資金を置かずに全ての資金を投資に回してしまっていた場合、急な出費が発生した場合にせっかく長期投資のつもりで投資した株式類を売却しなくてはならなくなるのです。
そのタイミングで株価が低い時なら買い値よりも安く売却する事になりますし、複利の効果もそこで終了です。
そのような事にならないために急な出費に備えた生活防衛資金が必要なのです。
解説したように生活防衛資金がないと長期投資はできません。
なので生活防衛資金を使って設定金額を下回っている状態の時には、証券口座への入金力を減らしてでも収入を先に生活防衛資金の補填に充てる必要があります。
私は賞与などの収入があった場合、まずは生活防衛資金を設定金額の300万円に戻します。
そして300万円から溢れた分を投資用として証券口座に入金するというルールで運用しています。
これができるかできないかがうまく資産形成できるかできないかのポイントのひとつと考えています。
入金力を減らしたくないがために、生活防衛資金の補填より入金を優先してしまうと次の急な出費に耐えられなくなります。
さらに資産全体での投資比率が高くなるため、暴落に見舞われた時の精神状態もかなりしんどくなるでしょう。
長期投資はいつでも精神的にゆとりを持って運用する事が大切です。
直近の記事でも報告していますが、私は最近車を買いました。
購入費用は生活防衛資金から出したので生活防衛資金は設定している300万円を大きく割っています。
そのため6月の賞与も12月の賞与も生活防衛資金の補填に充てる事になります。
証券口座に入金したいのであれば早く生活防衛資金を300万円に戻すしかないのです。
ドルコスト平均法のメリットも享受する投資をしているので毎月定額で入金している分と、副業収入に関しては今まで通り入金します。
収入の行先は下記の記事で解説している通りに生活防衛資金に補填していきます。
生活防衛資金の補填が終わるまでは当分入金力が落ちますが、それは仕方のない事です。
さっさと生活防衛資金を300万円に戻して入金力を上げる事を目指して私はやる気満々です。
その他にも生活防衛資金をしっかりと銀行預金で置いておくメリットとしてはデフレ対策です。
私はインフレが進むと予想していますが、実際には未来の事なんて分かりません。
インフレに強いのは株式などの資産です。
デフレに強いのは現預金です。
株式をしっかり持って、現金もそれなりに持っておく事で万が一デフレになった場合、現金分の価値は上がるのです。
どちらかに賭ける事をせずに、どちらに転んでも喜べるようなルールを作っています。