こんにちは、七宝です。
5月以降ビットコインを始めとする仮想通貨のボラティリティが一層激しさを増しています。
「一時1ビットコイン600万円を超えていたビットコインが高値から10日ほどで400万円を切る水準まで落ちる」
仮想通貨はこんな事が平気で起こります。
イーロンマスク氏がビットコインを買えば上がり、売れば下がる、こんなイーロンマスク氏によって大きくビットコイン価格は上下しているのがここ最近の仮想通貨市場です。
もちろん株式においても大きく株価が上下する事はあります。
10日で3~4割下落するといった事も十分に起こり得ます。
私は仮想通貨を持っていません、株式を持っています。
私は基本的に株価の下落で喜びます。
株式に積み立てに近い投資をしているので、株価が下落すると保有している株式も下落しますが、下落で喜びます。
しかし仮想通貨で積み立てをしているとするならば下落で不安を抱えるでしょう。
株式のように下落でテンションが上がって喜んで買い増しをするという精神状態にはなれないと思います。
仮想通貨にしても株式にしても価格が下がったらその分安く買う事ができるという面では同じはずなのに、なぜこの違いがでるのかを考えてみます。
その違いは大きく3つあると思います。
1つ目に配当金の有無です。
株式の場合、多くの会社は配当金を出します。
値上がり益はキャピタルゲイン、配当金はインカムゲインと呼びますが、株価が下落しても配当金が同じ水準であるならば単純に配当利回りが上がるという事になります。
よって保有しているだけでリターンを得る事ができるので、株価が下落しても配当金のリターンは積みあがっていくのです。
買った時よりも株価が下がっていても、今までもらった配当金を加味するとリターンはプラスになる可能性があるのです。
私の場合は特に、「値上がり益はオマケ、配当金を目当て」に投資をしているのでなおさらですね。
キャピタルゲインのみを求める仮想通貨とインカムゲインをメインにキャピタルゲインをオマケと考えている株式投資だから明確な違いがある、というのが1つ目の理由です。
2つ目は1つ目とかぶる面もありますが、企業は営利活動をしています。
それに基づいて様々な指標を見る事ができます。
よって企業がこのまま収益を伸ばしていった場合、今ついている株価が割安なのか割高なのか、もちろん絶対ではないですがある程度把握した上で投資をする事ができます。
例えばPERという指標がありますが、「PER15倍なら15年分の利益で投資金額を回収できる収益になる」という計算ができ、計算上は15年で投資元本を回収できる計算になる訳です。
一方、仮想通貨の場合は今が割安なのか割高なのかを示す指標は一切ありません。
ただ単に買われたら上がり売られたら下がる。
それを繰り返しているだけで、極めてギャンブル性が高いと考えています。
それが2つ目の理由です。
3つ目は歴史です。
株式というのは大昔から存在しており、幾度どとない暴落を乗り切って長期的には上昇を続けている歴史上信頼のおける資産です。
下落しても喜んで買い増しができたり、ドルコスト平均法の効果が期待できるのは、短期的には下落があろうととも長期的には上昇する前提である資産だからです。
株式はその前提で考える事ができる資産ですが、仮想通貨は歴史が浅く、近頃のボラティリティの大きさを見ていても愚直にコツコツ買い進めても将来的に大きくなると信じるにはまだまだ遠いと感じています。
やはり歴史的な資産で歴史が証明している株式という資産の信用度がかなり高い。
これが一番の仮想通貨と株式の違いなのではないでしょうか。
このような3つの理由が株式が下落したら喜んで買いますが、仮想通貨が下落しても喜んで買う事ができない理由と考えています。
私は今後も株式を中心に資産を膨らましていきます。