こんにちは、七宝です。
世界的にインフレが進んでいます。
日本においても例外ではなく、世界と比較すると可愛いものですが、ジリジリとインフレは進んでいます。
直近のインフレ率は菅首相の携帯電話料金値下げによる物価の下落を省くと2%です。
現預金でお金を保管していた人のお金が2%目減りしてしまったという事です。
中でもアメリカでは直近7%でインフレが進行しています。
コロナによる経済低迷により金融緩和でお金を刷り散らかしていたので当然と言えば当然です。
お金の総量が増えるとお金の価値は薄まります。
このインフレを抑制するのに効果があるのが利上げです。
金利が低いと借金をしやすいのでモノがよく売れます。
逆に金利が上がると企業が借金をしにくくなり、モノが売れにくくなります。
モノが売れにくくなると物価上昇は抑制されます。
だから不景気の時に金利を下げて消費を促すのですね。
この調子でインフレが進行してしまうと庶民の生活が立ち行かなくなるのでFRBは利上げをします。
しかしむやみやたらに金利を上げると株式市場がクラッシュしてしまいます。
利上げが行われていくのはほぼ確実ですが、そのペースがどうなるかが焦点になっています。
年7回の利上げや一度に0.25%刻みでなく、1度に0.5%利上げをするという可能性も出てきているので利上げのペースは予想以上に早い可能性もあります。
FRBとしてはインフレの抑制は急務ですし、FRBの使命は「物価の安定と雇用の最大化」なので致し方ないところでもあります。
そうなってくると株式市場にとっては厳しい時代に突入します。
株価がクラッシュする可能性もあります。
「金利上昇に備えて株式は全部売ってしまった方がいいのではないか」
「でもインフレの抑制と株式市場への影響を鑑みたFRB舵取りが上手く思ったほど株式市場に影響しない可能性もあるのではないか」
などなどいろいろ考えて結局どうしたらいいのか分からなくなりますよね。
私は主には日本株への投資ですが、世界は一つという事を考えるとFOMCは全く他人ごとという訳でもなく、日本の金利も上昇傾向ですし、実際に日本のハイテク株のマザーズ指数も大きく下落しています。
私もインフレが進行したり、金利が上昇したり、株価が下落したり、今後起こる可能性が少ないない事象を想像してみました。
すると私の結論はどっちでもいい、どう転んでもいい、となったのです。
これが私の強みだと思っているのですが、何においてもどっちかに賭ける事をせずにどっちに転んでもいいようにしておくのです。
これはとても大切な事です。
どちらかに賭けるという事はギャンブルをしている事に他なりません。
インフレが進んでもインフレに強い資産(株式、不動産{マイホーム}、今後は金)を持っています。
デフレになったとしてもデフレに強い資産(現預金{生活防衛資金・証券口座のキャッシュポジション})を持っています。
今は低金利なのでマイホームのローンは0.5%の金利で頭金なし、繰り上げ返済なしで借り続けます。
金利が大きく上がれば現金を使って繰り上げ返済します。
株価が上昇すれば保有株式の株価が上昇し資産が増えます。
株価が下落すればキャッシュポジションを使って安値で株式を買います。
このようにインフレになってもデフレになっても、金利が下がっても上がっても、株価が上がっても下がっても、どのように動いても私は資産を増やし続けます。
なので今、3月のFOMC移行、FRBがどんなペースの利上げを実施してきても私の資産形成には特に影響はありません。
そして私ははじめから高PERのハイテクグロース株のように金利上昇局面に極端に弱い市場ではなく、低PERのバリュー株への投資を行っています。
去年のような上昇相場ではリターンはついていけないものの、長期的に安定的に精神衛生上も良く資産を増やしていく方向です。
今後もゆっくりと長期的には大きく資産を増やしていきます。
インフレ、利上げ、ハイグロ株終焉などの単語が次々に入ってきてドキドキしている方の一助になれば幸いです。
毎回言いますが、S&P500などの優良な指数につみたてNISAを使って毎月積み立てなど、インデックス投資をしている人はこのまま機械的に買い続けたらいいので利上げがどうなろうが無視でいいです。
自分でタイミングを計ったり経済政策に右往左往して売買してしまう事はドルコスト平均法のメリットを潰してしまう事になります。
私は個別株メインですが、インデックス投資に近いモノを自分でやっているだけですので同じ考えで運用しています。