こんにちは、七宝です。
現在は超低金利です。
米国では金利上昇の流れもありますが、日本ではまだまだ低金利が続きそうです。
もちろん未来がどうなるかは分かりませんが。
銀行預金の金利は相変わらず0.001%や0.002%、要するに0ですね。無利息です。
世界と比較すると日本はあまり物価上昇しないですが、それでも徐々に物価は上がっています。
銀行預金の金利ではインフレ率にも勝てないので預けているお金の価値は実質目減りしていきます。
そのため昨今のようなスーパー低金利時代においては自分で投資をしてお金の価値を守る必要があるのです。
私も常々「銀行預金でお金は増えないから投資しましょう、インフレ対策しましょう」
そんな発信をしています。
しかし私は預金が悪、だと言うつもりはありません。
使い方を間違えると悪なのは、世の中にある物全てそうです。
クルマ、包丁、薬、レバレッジ、、、正しく使わなければ全て危険です。
私は預金も正しく使わなければ危険だと考えています。
インフレにより資産が毀損していく預金が安心とは考えていません。
しかし「投資は正義!預金は悪!」ではないのです。
預金も便利な側面もあります。
それは元本保証です。
元本保証でお金は増えませんし元本保証でお金の数字は同じでもインフレにより資産は目減りします。
しかしインフレ分の手数料を払って金額を守ってくれていると考えれば使えないものでもないのです。
「インフレ分の手数料を払う」を知らずに元本保証と思っている人がほとんどですが、インフレ分の手数料は残念ながらかかります。
100円のモノが来年102円になっていても、預金の100円は100円のままなので実質約2%の手数料がかかっていると考える事ができます。
それでも100円は100円なので金額では元本保証です。
これを私は「インフレ分の手数料を払って金額の元本保証」と考えています。
投資は金額の元本保証はありません。
株価が上下しながら長期的には株価上昇分や配当金でリターンが大きくなっていくと考えているのですが、短期的に大きく元本割れする可能性ももちろんあります。
だから「投資はあくまで余剰資金。10年以上使う予定のないお金で投資しましょう」と言っているのです。
そう考えると普段の生活費や生活防衛資金においては、預金でインフレ分の手数料を払ってでも金額の元本保証を買った方がいいのです。
実際に私も数百万円のお金を銀行預金で置いています。
インフレが進むとその分のお金は価値が目減りしていくのは覚悟の上です。
ある程度まとまったお金を持っているのに、余剰資金ですら全て銀行預金にしてしまうとそれはインフレに弱い資産に全振りになるので銀行預金の間違った使い方になると考えています。
結局のところバランスが大切だという話ですね。
投資を知ったからと一概に「銀行預金が悪!」とも言えないのです。