こんにちは、七宝です。
2022年に入り株式市場の調子が悪いですね。
オミクロン変異株によるコロナの再拡大にインフレによる米国の利上げ、テーパリングへの懸念にウクライナ情勢…
次々に株式市場にマイナスになりそうな有事が発生し各市場で混乱が見られます。
3月12日現在の年初来で、
日経平均株価-14.13%
TOPIX-11.36%
ダウ平均株価-9.95%
S&P500-12.35%
ナスダック総合指数-18.88%
と、ハイテク銘柄を多く含むナスダックを中心に大きく下げています。
日本のハイテク株を多く含むマザーズ指数も悲惨です。
思い起こせば2021年の12月は一旦の天井でした。
その時に投資は儲かると噂を聞きつけて市場に参加した初心者さんも少なくなかったはずです。
「靴磨きの少年が株を買えば天井は近い」といった名言がありますが、まさにその通りで12月を天井に2022年から下落を続けている訳です。
2021年12月は最近投資を始めたような人が、「レバナスで億り人目指す!!」みたいな事を言って盛り上がっていました。
レバナスのような極端にリスクの高いやり方や、楽観的な相場の雰囲気でリスク許容度を超える資金を投資してしまった人はさておき、適正な方法で去年投資を始めた人も多くは含み損を抱えている状況です。
適正なリスクをとって投資を始めたけど含み損になっている人に私がこの記事でお伝えしたいのは、投資を始めて最初の方は含み損になりやすいから仕方がないという事です。
長期投資において、最初はリターンが出ても偶然上がっただけでリターンは底堅くはないです。
しかし時間をかけて投資をしているとリターン自体が底堅くなっていくのです。
それはその間に企業が稼いだ利益や経済が成長した分のリターンが積み上がっていくからです。
現に私は2018年末から長期投資を開始しているので、今年に入ってこれだけの下落を受けても、今までのトータルリターンとしてはまだまだマイナスになる事はなく利益の出ている状態です。
私と同じ投資法をしていても去年初めていたら今回の下落でマイナスになっていました。
2018年末に投資を長期投資を始めた私も2020年3月のコロナショック時点ではトータルリターンはマイナスになりました。
その時を耐えて、そしてその時にもルール通りに淡々と買い続けた、その結果が今のトータルリターンの底堅さに繋がっているのです。
毎月の資産報告でも分かると思いますが今年に入ってからの下落で含み益は減少していますが、含み益がなくなったり含み損に転換している事はありません。
まだまだ潤沢な含み益ですし、今までもらった配当金も足したトータルリターンでも十分にリターンを保っている状態です。
時間の分散をしながら長期的に投資を続け、いろんな情勢の時にも買い続ける事でリターンが底堅くなっていきます。
それを5年、10年と続けていくとさらに底堅くなっていくので、大きな下落に見舞われてもトータルリターンや含み損益がマイナスにならなくなっていくのです。
投資を始めてすぐの時に下落に見舞われ、精神的にしんどい方もいるとは思います。
しかし正しい投資をしているのであれば、今を耐えて愚直に投資を続ける事で年数を重ねる毎に楽になっていきます。
10年続ければ下落で含み損になる可能性は極めて低くなるでしょう。
だから「投資は余剰資金で、10年以上使う予定のないお金でやりましょう」と言っているのです。
今回の下落で、
✅間違った投資をしていた
✅精神的に耐えれない
✅リスク許容度を超えた投資をしてしまっていた
そんな事に気づいたのであれば投資から逃げるのではなく、正しい投資に軌道修正して自分のリスクの取れる範囲内でゆっくりと投資をするようにしてみて下さい。
急いでお金持ちになろうとすると遠回りになるどころかお金を減らしてしまいます。
ゆっくりと時間をかけてコツコツとお金を育てていきましょう。
それが一番の近道です。